大腸がんの告知を受け、手術や抗がん剤治療で心身ともに疲弊している時、「これからの生活費はどうしよう」「仕事を続けられるだろうか」という不安に押しつぶされそうになっていませんか。治療に専念したくても、経済的な心配が頭から離れない日々は本当に辛いものです。
しかし、がんと闘うあなたを支える「障害年金」という公的支援制度があることをご存じでしょうか。この記事では、大腸がんステージⅢの診断を受け、手術後の後遺症と抗がん剤治療の副作用により日常生活に大きな制限を受けた40代女性が、障害厚生年金2級の認定を受け、年額約180万円を受給できた実例をご紹介します。
同じようにがんと闘い、将来への不安を抱えている方々に、この記事が希望の光となれば幸いです。あなたは決して一人ではありません。
| 相談者 | 40代女性(神戸市在住) |
|---|---|
| 傷病名 | 大腸がん(ステージⅢ)による人工肛門造設と抗がん剤治療の継続 |
| 決定した年金種類と等級 | 障害厚生年金2級 |
| 年金額 | 年額約180万円、遡及額約100万円 |
大腸がんによる人工肛門造設と抗がん剤治療で障害厚生年金2級を取得したケース
がんの診断を受けた時、多くの方が「障害年金はがんでももらえるの?」と疑問に思われます。実は、がんによる身体的・精神的な障害が日常生活に大きな影響を与えている場合、障害年金の対象となることがあります。ここでは、実際に当事務所がサポートし、障害厚生年金2級の認定を受けた方のケースを詳しくご紹介します。
患者様のプロフィールと発症状況
会社員として働いていた40代のBさん(女性)は、ある日から続く腹痛と血便に悩まされていました。最初は痔だと思い込んでいたBさんでしたが、症状が改善しないため、かかりつけ医を受診したところ、大腸内視鏡検査を勧められました。
検査の結果、大腸がん(ステージⅢ)と診断されました。Bさんにとって、それは青天の霹靂でした。まだ小学生の子どもを育てながら仕事を続けていたBさんは、「なぜ私が」という思いと、「これから家族はどうなるのだろう」という不安で眠れない日々が続きました。
すぐに手術が決まり、Bさんは大腸の一部を切除し、人工肛門(ストーマ)を造設することになりました。手術は成功しましたが、リンパ節への転移が認められたため、術後は長期にわたる抗がん剤治療が必要となりました。
手術後の身体状況と生活への影響
Bさんの手術後の状態は、ご本人とご家族にとって大きな生活の変化をもたらしました:
- 人工肛門(ストーマ)の装着により、排泄管理に常に気を配る必要がある
- ストーマ装具の交換に時間と手間がかかり、外出時の不安が常にある
- 抗がん剤治療の副作用(吐き気、倦怠感、手足のしびれ、脱毛)が続く
- 体力が著しく低下し、以前のように仕事を続けることが困難
- 精神的な落ち込みと将来への不安が続く
「人工肛門になったことで、生活のすべてが変わってしまいました。外出するのも怖くて、仕事に復帰できる自信がありませんでした」とBさんは当時を振り返ります。
抗がん剤治療は2週間に1度のペースで行われ、その度に強い吐き気と倦怠感に襲われました。治療の翌日から数日間はベッドから起き上がることさえ辛く、家事や育児も夫に頼らざるを得ない状況でした。
会社からは休職を勧められ、傷病手当金を受給していましたが、支給期間には限りがあります。「傷病手当金が終わったら、私たちの生活はどうなるのだろう」という経済的な不安が、病気の辛さに加えてBさんを苦しめていました。
障害年金申請を検討するきっかけ
Bさんが障害年金の存在を知ったのは、通院先の病院で配布されていたパンフレットがきっかけでした。「がんでも障害年金がもらえる場合がある」という文言を見て、すぐに当事務所に連絡をくださいました。
「正直、がんで障害年金がもらえるとは思っていませんでした。でも、このままでは生活が立ち行かなくなると思い、藁にもすがる思いで相談しました」とBさんは語ります。
初回相談では、Bさんの現在の状態を詳しくお聞きし、障害年金の受給要件を満たしている可能性が高いことをお伝えしました。がんによる障害年金は、人工肛門の造設や抗がん剤治療の継続により日常生活が著しく制限されている場合、認定される可能性があります。
大腸がんと障害年金の関係性〜申請のタイミングと重要ポイント
がんと診断された時、いつ障害年金を申請できるのか、どのような基準で等級が決まるのか、多くの方が疑問を抱えています。ここでは、障害年金の専門家として、がんによる障害と年金申請の重要なポイントを解説します。
がんによる障害年金はいつ申請できる?初診日と障害認定日
「がんと診断されたら、すぐに障害年金を申請できるの?」この質問は非常に多くいただきます。障害年金の申請には、「初診日」と「障害認定日」という重要な概念があります。
初診日とは、がんの症状で初めて医師の診察を受けた日のことです。Bさんの場合は、腹痛と血便でかかりつけ医を受診した日が初診日となります。この初診日に加入していた年金の種類(国民年金か厚生年金か)によって、受給できる年金の種類や金額が変わります。
障害認定日は、原則として初診日から1年6ヶ月経過した日です。ただし、がんの場合には特例があります:
- 人工肛門を造設し、尿路変更術を施した場合は、手術日が障害認定日
- 人工肛門を造設した場合は、造設日から6ヶ月経過した日が障害認定日
- 抗がん剤治療などで日常生活が著しく制限されている場合は、初診日から1年6ヶ月経過した日が障害認定日
Bさんのケースでは、人工肛門を造設していたため、造設日から6ヶ月経過した時点で障害認定日となりました(ただし、初診日から1年6ヶ月を超える場合は、初診日から1年6ヶ月経過した日が障害認定日となります)。これにより、初診日から1年6ヶ月を待たずに申請することができました。
「まだ治療中だけど申請できるの?」という疑問を持たれる方も多いですが、抗がん剤治療を継続していても、障害認定日以降であれば申請が可能です。むしろ、治療が長期化し、日常生活に支障が出ている状態であることが、障害年金の認定要件となります。
人工肛門造設と障害等級の関係
人工肛門(ストーマ)を造設している場合、障害年金の認定基準では以下のように評価されます:
障害厚生年金3級の基準:
- 人工肛門を造設し、かつ、新膀胱を造設したもの、または尿路変更術を施したもの
障害厚生年金2級の基準:
- 人工肛門を造設し、それに加えて抗がん剤治療など継続的な治療により、日常生活が著しく制限される程度
- 抗がん剤の副作用や全身状態の悪化により、家庭内での軽作業もできない、または家庭内での極めて温和な活動に制限される程度
Bさんの場合、人工肛門を造設していることに加え、継続的な抗がん剤治療による副作用(倦怠感、吐き気、末梢神経障害)により、日常生活が著しく制限されていました。この総合的な状態が、障害厚生年金2級の認定につながりました。
重要なポイントは、単に人工肛門を造設しているだけでなく、「日常生活がどの程度制限されているか」という点です。診断書や申立書には、具体的な日常生活の困難さを記載することが非常に重要です。
抗がん剤治療の副作用と障害認定
抗がん剤治療の副作用は、がん患者さんの日常生活に大きな影響を与えます。障害年金の審査では、以下のような副作用の影響が考慮されます:
- 倦怠感: 家事や仕事ができない、外出が困難
- 吐き気・嘔吐: 食事摂取が困難、体重減少
- 末梢神経障害: 手足のしびれ、細かい作業ができない
- 脱毛: 外出への不安、精神的苦痛
- 免疫力低下: 感染症のリスク、外出制限
- 精神的な影響: 抑うつ状態、不安障害
Bさんの場合、抗がん剤治療の副作用により、治療前は当たり前にできていた家事や育児ができなくなり、ほとんどの時間をベッドで過ごすような状態でした。このような具体的な日常生活への影響を診断書や申立書に記載することで、審査する側に状態を正確に伝えることができました。
【申請プロセス】専門家による障害年金申請サポートの実際
がんの治療で心身ともに疲弊している中、複雑な障害年金の申請手続きを自分で行うのは大きな負担です。Bさんのケースを通じて、専門家のサポートによる申請プロセスの実際をご紹介します。
初回相談から申請までの流れ
Bさんが当事務所に相談された際、まずは現在の状態と治療経過を詳しくお聞きしました。
初回相談で確認した内容:
- 大腸がんの初診日と診断時期
- 手術日と人工肛門造設の時期
- 抗がん剤治療の開始時期と現在の治療状況
- 日常生活の具体的な困難さ
- 加入していた年金の種類と納付状況
- 傷病手当金の受給状況
「どんな書類が必要なのか全くわからなくて不安でした。でも、丁寧に説明していただき、自分でもできるかもしれないと思えました」とBさんは語ります。
申請の流れは以下のようになりました:
- 初回相談(現状把握と申請戦略の検討)
- 必要書類のリストアップと取得方法の説明
- 受診状況等証明書(初診日の証明)の取得
- 医師への診断書作成依頼(がん専門の診断書様式)
- 病歴・就労状況等申立書の作成サポート
- 年金加入履歴の確認
- 申請書類の最終確認
- 年金事務所への提出
Bさんのケースでは、初回相談から約3週間で書類を揃え、申請に至りました。人工肛門造設から6ヶ月が経過していたため、すぐに申請手続きを進めることができました。
がん専門の診断書取得と記載内容のポイント
障害年金の診断書には、傷病の種類によって異なる様式があります。がんの場合は「その他の障害用」の診断書を使用します。
診断書を依頼する際のポイント:
- がんの進行度(ステージ)と治療方針
- 手術の内容と後遺症(人工肛門造設など)
- 抗がん剤治療の内容と副作用の状況
- 全身状態の評価(PS: Performance Status)
- 日常生活動作(ADL)への影響
- 就労能力の程度
Bさんの診断書では、主治医が以下のような点を詳しく記載してくださいました:
- 大腸がんステージⅢの診断と治療経過
- 人工肛門造設の事実とストーマ管理の状況
- 抗がん剤治療の継続と副作用の詳細(倦怠感、吐き気、末梢神経障害)
- Performance Statusが2〜3(日中の50%以上を臥床して過ごす状態)
- 日常生活動作が著しく制限されている状態
「主治医の先生に障害年金のことを話すのは気が引けましたが、先生は快く診断書を書いてくださいました」とBさんは振り返ります。がんの主治医は患者さんの状態をよく理解しているため、適切な診断書を作成していただけるケースが多いです。
病歴・就労状況等申立書〜がん患者の日常生活を具体的に伝える
申立書は、診断書だけでは伝わりにくい日常生活の実際の困難さを、ご本人やご家族の言葉で伝える重要な書類です。
Bさんの申立書では、以下のような具体的な内容を記載しました:
人工肛門の管理について:
「人工肛門(ストーマ)の装具交換は2〜3日に1度必要で、毎回30分以上かかります。外出時はストーマ装具の漏れや臭いが気になり、常に不安を感じています。長時間の外出や遠出はほとんどできなくなりました。以前は週に3回ほどパートに出ていましたが、ストーマのトラブルを考えると仕事に復帰する自信がありません。」
抗がん剤治療の副作用について:
「2週間に1度の抗がん剤治療の後は、強い吐き気と倦怠感で3〜4日間はほとんどベッドから起き上がれません。食事もほとんど摂れず、水を飲むのがやっとです。治療の1週間後くらいから少し体調が回復してきますが、また次の治療日がやってくる繰り返しです。手足のしびれもひどく、ボタンをかけたり、箸を使ったりするのも大変です。」
日常生活への影響:
「子どもの学校行事にも参加できず、母親として何もしてあげられない自分が情けないです。家事は夫に頼りきりで、洗濯物を干すことすら辛い日が多いです。買い物に行く体力もなく、ネットスーパーに頼っています。以前は当たり前にできていたことが何もできなくなり、精神的にも落ち込む日々が続いています。」
このように、単に「辛い」「大変」と書くのではなく、具体的なエピソードを交えて記載することで、審査する側に日常生活の困難さが伝わります。当事務所では、お客様からお聞きした内容を、審査で評価されやすい形に整理して申立書を作成しています。
【申請結果】障害厚生年金2級認定と受給額の詳細
申請から約4ヶ月後、Bさんに年金証書が届きました。結果は障害厚生年金2級の認定。年額約180万円という、生活を支える重要な収入源を確保することができました。
年額約180万円の障害年金が生活にもたらす影響
Bさんは障害厚生年金2級と認定され、年額約180万円(月額約15万円)の年金を受け取ることになりました。この金額は、Bさんとご家族の生活を大きく支えることになります。
障害厚生年金2級の受給額は、過去の給与や加入期間によって変わります。Bさんの場合、会社員として約20年間厚生年金に加入していたため、月額約15万円という金額になりました。また、障害厚生年金2級には「配偶者加算」があり、生計を共にする配偶者がいる場合には加算されます。
「年金が認定されて、本当に救われました」とBさんは語ります。「傷病手当金が終わった後の生活が不安でしたが、月15万円の収入があることで、治療に専念できます。夫も無理に残業を増やさなくて済むようになり、家族の時間も少し取れるようになりました。」
障害年金のメリット:
- 治療が続く限り、継続的に支給される
- 非課税所得のため、受給額がそのまま手元に残る
- 他の福祉サービス(医療費助成、障害者手帳など)と併用できる
- 経済的な不安が軽減され、治療に専念できる
遡及支給約100万円が可能となった理由
Bさんのケースでは、定期的な年金支給に加えて、約100万円の遡及支給も受けることができました。
遡及支給とは、障害認定日までさかのぼって支給される年金のことです。Bさんの場合、人工肛門造設から6ヶ月経過した日が障害認定日となり、その日から申請日までの約8ヶ月分がまとめて支給されました。
「最初にまとまった金額が入ったことで、治療費の支払いや生活費の立て直しができました」とBさん。遡及支給は、経済的に困窮している方にとって、大きな助けとなります。
遡及支給を最大限に受け取るためのポイント:
- 障害認定日以降、できるだけ早く申請する
- 障害認定日時点の診断書を取得する
- 初診日の証明をしっかり行う
「もっと早く知っていれば」という声もよく聞かれます。障害年金は申請した時点からではなく、障害認定日にさかのぼって支給されるため、早めに専門家に相談することが重要です。
がんと障害等級〜どのような状態が認定されるか
がんによる障害年金は、以下のような状態で認定される可能性があります:
障害厚生年金1級:
- がんが全身に転移し、常に介助が必要な状態
- 抗がん剤治療の副作用が極めて重く、日常生活のほとんどを臥床して過ごす状態
障害厚生年金2級:
- 人工肛門を造設し、かつ抗がん剤治療により日常生活が著しく制限される状態
- 抗がん剤治療の副作用により、家庭内の軽作業もできない状態
- がんの転移や再発により、継続的な治療が必要で就労が困難な状態
障害厚生年金3級:
- 人工肛門を造設している
- 抗がん剤治療により、就労に著しい制限がある状態
一般的に、がんによる障害年金は3級の認定が多く、2級や1級の認定はまれとされています。Bさんのケースで2級が認定されたのは、人工肛門造設に加えて、抗がん剤治療の副作用により日常生活が著しく制限されていた状態が、診断書と申立書で適切に伝えられたことが大きな要因です。
重要なのは、「現在の状態をありのままに伝えること」です。「もっと頑張れば何とかなる」と無理をして、実際よりも軽い状態を伝えてしまうと、適切な等級が認定されないことがあります。専門家は、あなたの状態を正確に審査機関に伝えるサポートをしますので、遠慮せずに現状をお話しください。
大腸がんによる障害年金申請でよくある質問と回答
がんで障害年金を申請する際、多くの方が疑問や不安を抱えています。ここでは、当事務所に寄せられる代表的な質問とその回答をご紹介します。
Q1: がんと診断されたらすぐに障害年金を申請できますか?
A: がんと診断されただけでは、すぐに障害年金を申請することはできません。原則として、初診日から1年6ヶ月経過した日(障害認定日)以降に申請が可能です。ただし、人工肛門を造設した場合は、造設日から6ヶ月経過した日が障害認定日となるため、早めに申請できます。
がんの場合、診断された時点ではまだ障害の程度が確定していないため、一定期間の経過を見る必要があります。しかし、人工肛門造設などの明確な障害がある場合は、特例的に早期の申請が可能です。
Q2: 抗がん剤治療を受けているだけでも障害年金はもらえますか?
A: 抗がん剤治療を受けているという事実だけでは、障害年金の認定は困難です。重要なのは、抗がん剤治療の副作用により、「日常生活がどの程度制限されているか」という点です。
具体的には:
- 倦怠感により、日中の大半を臥床して過ごす
- 吐き気や食欲不振により、体重が著しく減少している
- 末梢神経障害により、日常動作に支障がある
- 免疫力低下により、外出や就労が制限される
このような状態が診断書や申立書で証明できる場合、障害年金の認定を受けられる可能性があります。
Q3: 人工肛門を造設したら、必ず障害年金がもらえますか?
A: 人工肛門を造設しただけで自動的に障害年金が認定されるわけではありませんが、認定される可能性は高くなります。
人工肛門造設の場合:
- 人工肛門のみの場合: 障害厚生年金3級の可能性
- 人工肛門 + 尿路変更術: 障害厚生年金3級の可能性
- 人工肛門 + 抗がん剤治療による日常生活の著しい制限: 障害厚生年金2級の可能性
ただし、国民年金のみに加入していた方の場合、3級は存在せず、2級以上でないと認定されません。この点も専門家に相談する際の重要なポイントです。
Q4: がんが寛解(かんかい)したら、障害年金は打ち切られますか?
A: がんが寛解しても、すぐに障害年金が打ち切られるわけではありません。重要なのは、「現在の障害の状態」です。
例えば:
- 人工肛門は造設されたまま
- 手術や治療の後遺症が続いている
- 定期的な検査や通院が必要
- 再発の不安から就労が困難
このような状態が続いている場合は、障害年金の支給も継続される可能性が高いです。ただし、1〜5年ごとに「障害状態確認届」(診断書)を提出し、障害の状態を確認する必要があります。
Q5: 働きながらでも障害年金は受給できますか?
A: はい、働きながらでも障害年金を受給することは可能です。障害年金は「日常生活の制限度」で判断されるため、就労の有無だけで判断されるわけではありません。
ただし、以下のような点が考慮されます:
- 勤務時間や勤務日数が制限されている
- 職場での配慮や援助を受けている
- 軽作業や短時間勤務に限定されている
- 頻繁に欠勤や早退をしている
フルタイムで通常の業務をこなしている場合は、障害年金の認定は難しくなりますが、制限された条件下での就労であれば、障害年金を受給しながら働くことも可能です。
Q6: 自分で申請するのと専門家に依頼するのはどう違いますか?
A: 障害年金の申請は、原則として自分でも行うことができます。しかし、専門家に依頼することで以下のようなメリットがあります:
- 適切な診断書の取得: どのような点を重点的に記載すべきか、医師にアドバイスできます
- 効果的な申立書の作成: 日常生活の困難さを審査で評価されやすい形で記載します
- 遡及請求の最大化: 障害認定日を正確に判断し、遡及支給を最大限に受けられるようサポートします
- 書類作成の負担軽減: 治療で疲弊している中、複雑な書類作成を代行します
- 不支給時の対応: 万が一不支給となった場合も、審査請求や再申請をサポートします
Bさんの場合も、「自分だけでは何をどう書いていいかわからなかった。専門家に依頼して本当に良かった」と語っています。
費用については、多くの事務所が成功報酬制を採用しており、年金が認定された場合にのみ報酬が発生する仕組みになっています。当事務所では初回相談は無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。
まとめ:がんと闘いながら経済的な安心を得るために
がんの告知を受けた時、多くの方が「これからどうやって生きていけばいいのだろう」という不安に襲われます。治療の辛さ、副作用の苦しさ、そして経済的な不安。一人で抱え込むには、あまりにも重い負担です。
しかし、あなたは決して一人ではありません。障害年金という公的支援制度が、あなたとご家族の生活を支えます。
Bさんのケースでは、大腸がんによる人工肛門造設と抗がん剤治療の継続により、障害厚生年金2級を取得し、年額約180万円、遡及額約100万円という経済的支援を受けることができました。この事例が示すように、適切な申請と専門的なサポートにより、がんと闘いながらも安定した生活基盤を築くことができるのです。
がんによる障害年金申請のポイントをもう一度振り返りましょう:
- 早めの情報収集と相談 – 人工肛門造設から6ヶ月経過したら、または初診日から1年6ヶ月経過したら、すぐに専門家に相談しましょう
- 日常生活の困難さを具体的に記録 – 「どのような場面で、どのような困難があるか」を具体的に記録しておくことが重要です
- 医師との良好な関係 – 主治医に障害年金申請の意向を伝え、診断書作成に協力していただきましょう
- 専門家のサポート活用 – 治療で疲弊している中、複雑な申請手続きは専門家に任せることで、治療に専念できます
がんと闘う日々は、決して楽なものではありません。しかし、経済的な不安が少しでも軽減されれば、治療に前向きに取り組むことができます。また、ご家族の負担も軽くなり、あなたを支える力になります。
「がんでも障害年金がもらえるとは思わなかった」という声を多く聞きます。しかし、人工肛門を造設している、抗がん剤治療の副作用で日常生活が制限されている、そのような状態であれば、障害年金を受給できる可能性は十分にあります。
あなたの状況に合わせて、最適な申請方法をアドバイスいたします。一人で悩まず、まずは専門家に相談してみてください。その一歩が、あなたとご家族の未来を変える第一歩になるかもしれません。
【無料相談実施中】がんによる障害年金申請をサポートします
がんの治療で辛い日々を送られている中、将来への不安を一人で抱え込んでいませんか。あなたは決して一人ではありません。Bさんのケースのように、適切なサポートがあれば障害年金という形で安定した経済的支援を受けることができます。
当事務所では、がんによる障害年金の申請に関する無料相談を実施しています。あなたやご家族の状況をお聞きし、最適な申請戦略をご提案いたします。
専門家に相談するメリット
がんの治療で心身ともに疲弊している中、複雑な障害年金の申請手続きを自分で行うのは大きな負担です。当事務所では、障害年金申請のプロフェッショナルとして、以下のようなサポートを提供しています:
- 丁寧なヒアリングと状況分析 – あなたの症状、治療状況、日常生活の困難さを詳しくお聞きし、障害年金受給の可能性を分析します
- 最適な申請タイミングのアドバイス – 人工肛門造設の時期、抗がん剤治療の開始時期などから、最適な申請時期を見極めます
- 申請書類の作成支援 – 診断書、申立書など、審査のポイントを押さえた効果的な書類作成をサポートします
- 医師との連携 – 必要に応じて、診断書の記載内容について医師と連携します
- 申請手続きの代行 – 年金事務所への書類提出や問い合わせなど、煩雑な手続きを代行します
「がんで障害年金がもらえるとは知らなかった」「どこから手をつけていいかわからない」という方も、まずはお気軽にご相談ください。Bさんのように大腸がんで障害厚生年金2級を取得し、年額180万円の安定した収入を確保できた事例をはじめ、様々なケースに対応してきた経験があります。
無料相談の申し込み方法
当事務所では、がんによる障害年金に関する初回相談を無料で承っています。相談方法は、ご状況やご希望に合わせて選べます。
電話での相談
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相談専用ダイヤル:050-7124-5884
受付時間:平日9:00〜18:00(土日祝は要予約)
「こんなこと聞いていいのかな」という小さな疑問でも、お気軽にお電話ください。がんによる障害年金に関することであれば、どんな質問でもお答えします。
メールでの相談
お電話が難しい方、じっくりと文章で相談したい方は、メールでのお問い合わせも可能です。
メールアドレス:mail@srkobe.com
24時間受付しており、2営業日以内に返信いたします。治療のスケジュールや現在の症状など、詳しい状況をお書きいただければ、より具体的なアドバイスが可能です。
お問い合わせフォーム
ウェブサイトからのお問い合わせも承っています。
お問い合わせフォーム:https://nenkin.srkobe.com/contact/
フォームに必要事項をご記入いただくだけで、簡単にお問い合わせできます。お名前、ご連絡先、ご相談内容を入力し、送信してください。
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【個人情報の取り扱いについて】
本事例は、以下の方針に基づき掲載しております:
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・プライバシー保護の観点から、個人が特定されない形に年齢、職業、経過等の詳細を一部加工しています
・事例の本質的な部分は正確に保持しています
・記載している給付額は一例であり、加入期間や保険料納付状況等により個人差があります
当事務所では、依頼者様の個人情報保護を最優先としつつ、障害年金の申請を検討されている方々へ、参考となる情報を提供できるよう努めています。


