うつ病で障害年金|3級すら難しいと言われた50代男性が2級を受給できた事例

障害年金受給事例 精神疾患
相談者50代女性(尼崎市在住)
傷病名気分障害(うつ病)
決定した年金種類と等級障害厚生年金級2級
年額約190万円
目次

相談時の状況:光の見えない闇の中で

「良くて3級かもしれない」。主治医からそう告げられた相談者は、障害年金の申請に大きな不安を抱えていました。

10年以上にわたるうつ病との闘い、休職と復職の繰り返し、そして最終的な退職。失業給付も終了し、先の見えない状況に置かれていました。

相談時、特に気になったのは相談者の強い諦めの気持ちでした。同僚からの嫌がらせが発症の引き金となり、その後の職場環境の改善も難しく、結果として退職を余儀なくされた経緯がありました。しかし、詳しくお話を伺っていくと、2級に該当する可能性が十分にあることが見えてきました。

専門家の視点:見過ごされていた重要な症状

面談を重ねる中で、相談者の症状が日常生活に深刻な影響を与えていることが明らかになってきました。特に重要だったのは、生活実態でした。

毎日の生活において、食事の準備や掃除などの基本的な家事すら困難な状況が続いており、ご家族の全面的な支援が必要でした。また、強い不安感から外出がままならず、通院以外はほとんど自宅で過ごされている状態。このような生活実態は、明らかに2級の基準に合致すると判断しました。

申請までのプロセス:丁寧な準備が実を結ぶ

最も重要だったのは、主治医との緊密なコミュニケーションです。現在の生活実態を詳細に伝えることで、診断書により正確に症状を反映していただくことができました。特に、日常生活における具体的な困難さや、家族による支援の実態を丁寧に説明しました。

病歴・就労状況等申立書の作成では、10年以上に及ぶ治療歴と就労歴を慎重に整理していきました。休職と復職を繰り返さざるを得なかった経緯、そして最終的に退職に至った過程を、時系列に沿って明確に記載。これにより、症状の重症度と継続性を効果的に示すことができました。

結果:希望は現実となる

申請から数ヶ月後、朗報が届きました。当初の予想通り、2級での受給が認められたのです。

「正直、こんなに良い結果が出るとは思っていませんでした。諦めずに相談して本当に良かったです」

相談者からいただいたこの言葉は、私たちの取り組みの意義を改めて確認させてくれました。

社労士からのメッセージ:あなたの可能性を信じて

この事例が教えてくれることは、主治医の初期判断が必ずしも最終結果ではないということです。症状や生活への影響を総合的に評価することで、より適切な等級判定につながる可能性があります。

現在、うつ病で悩まれている方へ。あなたの症状や生活の困難さを、諦めずに相談してください。私たちは、一つひとつの事例に真摯に向き合い、最適な申請のサポートを提供いたします。

まずは、無料相談で気軽にお話しください。あなたの状況に合わせた、最適な方法を一緒に考えていきましょう。

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