最終更新:令和8年5月|社会保険労務士監修
直腸がんステージ4で障害年金1級・2級をもらえる?
等級判定の基準と申請タイミングを神戸の社労士が解説
「先生、もう治療に集中しなきゃいけないのに、お金のことも考えないといけなくて……」
化学療法の点滴を受けながら、Aさんはうつむいてつぶやきました。直腸がんのステージ4と告げられてから半年。仕事を辞め、家族に経済的な負担をかけていることへの申し訳なさが、治療への不安と重なり合っていました。
「障害年金、申請できるかな……でも、手続きが複雑そうで、今の体力では無理かもしれない」
そう思い、検索はしてみたものの、難しそうな言葉が並ぶばかりで、自分に当てはまるかどうかがわからない。そんな状況ではないでしょうか?
この記事では、直腸がんステージ4での障害年金申請について、神戸を拠点とする社会保険労務士が正確な情報をわかりやすく解説します。等級判定の考え方(1〜2級)、人工肛門の認定日特例、遡及請求・事後重症・認定日請求の使い分けまで、申請を検討しているすべての方に役立つ内容です。
📋 こんな状況の方は、ぜひ最後まで読んでください
- ☐ 直腸がんステージ4と診断され、仕事を休職・退職した
- ☐ 抗がん剤・放射線治療の副作用で、日常生活がつらい
- ☐ 人工肛門(ストーマ)を造設した
- ☐ 障害年金を申請できるかどうか、判断がつかない
- ☐ 「いつ」「どのように」申請すればよいかわからない
1つでも当てはまるなら、この記事があなたの「次の一歩」を明確にします。
直腸がんステージ4とはどんな病気か——
日常生活への影響と障害年金の関係
直腸がんステージ4の症状と経過
直腸がんは、大腸(結腸+直腸)の末端部である直腸に発生する悪性腫瘍です。日本では年間約155,000例の大腸がん(結腸・直腸)が診断されており、男性は女性の約1.3倍多く発症します(国立がん研究センターがん情報サービス)。50代から罹患率が増加しはじめ、60〜70代で最も多く見られます。
ステージ4(Ⅳ期)は、がん細胞が直腸の壁を超えて肝臓・肺・腹膜・骨・脳などの遠隔臓器に転移した状態です。転移先として最も多いのは肝臓(約50〜60%)で、次いで肺(約20〜30%)です。5年生存率は約15〜20%とされており、治療の目的は「根治」から「がんと共存しながらQOL(生活の質)を保つ」方向にシフトします。
ステージ4における主な治療法は、化学療法(抗がん剤)、分子標的治療薬、免疫チェックポイント阻害薬の組み合わせです。状況によってはコンバージョン手術(化学療法でがんを縮小させてから手術)が行われることもあります。しかし、治療を継続しながら日常生活を送ることは、多くの方にとって大変な負担となります。
| 症状 | 日常生活への影響 | 障害年金との関連 |
|---|---|---|
| 強い倦怠感・疲労感 | 起床・着替え・炊事が困難。外出は短時間でも疲弊 | 「日常生活の制限」として2級認定の根拠になりやすい |
| 疼痛・腹痛 | 睡眠障害、集中力の低下、外出・就労が困難 | 痛みによる日常制限が等級判定に影響 |
| 排便障害(便失禁・頻便・下痢) | 外出が怖くなる。社会生活・就労が著しく制限される | 人工肛門の場合、認定日特例の対象になる |
| 体重減少・食欲不振 | 栄養管理が必要。炊事・食事の準備が困難 | 全身衰弱として総合評価される |
| 抗がん剤副作用(末梢神経障害・悪心・脱毛など) | 手指のしびれで細かい作業が困難。嘔気で食事・外出が制限 | 副作用による機能障害も評価対象 |
※参考:国立がん研究センターがん情報サービス「大腸がん(結腸がん・直腸がん)治療」
日常生活への具体的な影響
ステージ4の直腸がんを抱えながら日々を過ごすということは、治療スケジュールに日常が支配される生活でもあります。3〜4週間に一度の抗がん剤投与の前後は特につらく、投与後1〜2週間は倦怠感・悪心・下痢が重なり、ベッドから起き上がれない日もあります。
直腸がんでは、手術によって括約筋を切除した場合や人工肛門(ストーマ)を造設した場合、排便のコントロールが大きく変化します。人工肛門になると、パウチ(袋)の管理が必要になり、外出時の準備や精神的な負担が増します。また、排尿機能や性機能に影響を与える自律神経がある部位への手術は、排尿障害を引き起こすこともあります。
さらに、肝臓への転移が進むと黄疸や腹部膨満が生じ、肺への転移は息切れや慢性的な咳をもたらします。こうした複合的な症状が重なることで、「仕事どころか、日常の家事すらできない」状態が現実のものとなります。
📋 こんな状況の方は、障害年金の対象になる可能性があります
- ☐ 抗がん剤の副作用で、週の半分以上は横になっていることが多い
- ☐ 人工肛門(ストーマ)を造設し、日常的な管理が必要
- ☐ 疼痛・倦怠感のために外出・就労が困難またはできない
- ☐ 入退院を繰り返しており、通常の生活リズムが維持できない
- ☐ 末梢神経障害で手指のしびれ・歩行困難がある
※上記はあくまで目安です。実際の認定は申請内容・診断書・認定基準の総合判断によります。
直腸がんステージ4と障害年金の関係
直腸がんは、障害年金の「悪性新生物(がん)による障害」の認定基準の対象です。ステージ4のように進行したがんでは、がん自体の症状だけでなく、治療の副作用による全身衰弱・機能障害も評価の対象になります。「まだ就労している」「通院できている」という理由だけで申請を諦めないでください。障害年金は、日常生活や労働がどの程度制限されているかを総合的に判断する制度です。
このように、直腸がんステージ4は日常生活の多くの場面に影響を及ぼします。では、こうした状態が障害年金の認定においてどう評価されるのか、次のセクションで基礎から確認していきましょう。
直腸がんステージ4と障害年金——知っておくべき基礎知識
障害年金とは何か
障害年金は、病気やケガで日常生活・就労に支障が生じたときに受給できる公的年金制度です。がんや糖尿病などの内部疾患も対象であり、「手や足が不自由な方だけの制度」ではありません。受給要件を満たしていれば、在宅療養中・治療中・就労中であっても申請できます。
| 種類 | 加入制度 | 等級・受給額の目安(令和6年度) |
|---|---|---|
| 障害基礎年金 | 国民年金(自営業・フリーランスなど) | 1級:年額約102万円 / 2級:年額約82万円 |
| 障害厚生年金 | 厚生年金(会社員・公務員など) | 1〜3級。基礎年金+報酬比例部分が加算される |
※3級は厚生年金加入者のみ対象。金額は毎年改定されます。日本年金機構公式サイトで最新額をご確認ください。
参考:日本年金機構「障害年金の受給要件」
申請に必要な3つの要件
障害年金を申請するには、以下の3つの要件をすべて満たす必要があります。
①初診日要件:直腸がんと診断された最初の受診日(初診日)に公的年金制度(国民年金または厚生年金)に加入していること。
②保険料納付要件:初診日の前日において、初診日がある月の前々月までの保険料納付済期間と免除期間が3分の2以上あること(特例として、直近1年間に未納がないこと)。
③障害状態要件:障害認定日(原則:初診日から1年6ヶ月後)において、障害等級に該当する状態であること。
「保険料を払ってきたかどうか不安」という方も、まず確認だけしてみてください。多くの場合、会社員として働いてきた方は要件を満たしています。
制度の枠組みがわかったところで、次はステージ4の直腸がんが具体的にどの等級に当たるのか、判定の考え方を見ていきましょう。
直腸がんステージ4での障害年金等級判定——1級・2級に認定されるための基準
悪性新生物(がん)の認定基準とは
障害年金の「悪性新生物による障害」では、がんの種類・ステージだけで等級が決まるわけではありません。「現在の状態として、日常生活や就労がどの程度制限されているか」が評価の核心です。
具体的には、「日常生活能力の程度」という視点から、以下の活動がどの程度できるかを診断書に記載してもらいます。
- 食事・入浴・更衣などのセルフケア
- 調理・掃除・洗濯などの家事
- 外出・買い物・公共交通機関の利用
- 就労・社会生活への参加
- 薬の自己管理
ステージ4では、がん自体の症状・転移による症状・抗がん剤の副作用が複合的に重なるため、これらの活動に著しい制限が生じることが多く、2級以上に認定されるケースが少なくありません。
| 等級 | 主な状態像 | 医師に伝えるポイント |
|---|---|---|
| 1級 | 常時介護が必要。食事・入浴・排泄など日常生活の大部分に他者の援助が必要。活動範囲がベッド周辺に限られる | 「1日の大半を横臥して過ごしている」「排泄・入浴は家族の介助がなければできない」など、介護の具体的な場面を伝える |
| 2級 | 日常生活が著しく制限される。家庭内での軽作業はできるが、就労による収入を得ることが困難 | 「倦怠感で週の半分以上は横になっている」「外出は月に数回が限度」「副作用の悪心・下痢で食事管理が難しい」を具体的に記載してもらう |
| 3級(厚生年金のみ) | 就労に制限が必要。労働できるが著しく制限された状態 | 「週3日の短時間勤務しかできない」「業務内容を大幅に制限している」など就労制限の実態を伝える |
※等級の認定は個別の審査によるものです。上記はあくまで目安です。
参考:厚生労働省「障害年金」
【プロが教える】診断書で陥りやすい「記載漏れ」とその対策
障害年金の審査で最も重要なのは診断書の内容です。しかし、がんを専門とする内科・外科の医師は、障害年金用の診断書を書き慣れていないことが多く、実態より軽く評価されてしまうケースが少なくありません。
たとえば、直腸がんの診断書でよく見られる記載漏れのひとつは、「抗がん剤の副作用による倦怠感の程度」です。医師の視点では「治療は順調に続いている」という認識でも、患者さん本人は副作用で日常生活が著しく制限されている——このギャップが等級を低く見積もらせる原因になります。
医師に診断書を依頼するときは、次のような伝え方が効果的です。
💬 医師への効果的な伝え方の例
「化学療法の投与後から1〜2週間は、倦怠感が強くて1日の大半をベッドで過ごしています。外出できるのは通院日くらいで、家事は家族に任せています。診断書の『日常生活能力の程度』欄に、この実態を具体的に書いていただけますか?」
「末梢神経障害で手指にしびれがあり、箸の使用・ボタンの留め外しが困難です。歩行も200m程度が限度で、公共交通機関の利用は一人ではできません。これらも記載をお願いします。」
「こんなことを医師に頼んでいいのだろうか」と躊躇する方も多いのですが、診断書に日常生活の実態を正確に記載してもらうことは申請者の権利であり、適切な審査のために欠かせないことです。
認定基準の全体像を把握できたところで、次は「いつ・どの方法で申請するか」という、ステージ4ならではの申請タイミングの問題を見ていきましょう。
直腸がんステージ4での障害年金申請の流れ——認定日特例・遡及請求・事後重症の使い分け
3種類の申請方法——どれを選ぶかで受給開始時期が大きく変わる
障害年金の申請方法は大きく3種類あります。ステージ4の直腸がんでは、どれを選ぶかによって受給開始時期・受給総額が大きく変わります。自分の状況に合った方法を選ぶことが非常に重要です。
| 申請の種類 | こんな方に当てはまる | 受給開始時期 |
|---|---|---|
| ①認定日請求 (本来請求) |
障害認定日(初診から1年6ヶ月後、または特例日)から1年以内に申請できる方 | 障害認定日の翌月分から |
| ②遡及請求 | 障害認定日から1年以上経過しているが、認定日時点でも障害状態だった方 | 障害認定日の翌月分から(最大5年分を一括受給) |
| ③事後重症請求 | 認定日時点では障害等級非該当だったが、その後症状が悪化した方(ステージ進行など) | 請求月の翌月分から(遡及なし) |
直腸がんで重要な「認定日の特例」——人工肛門の方は必ず確認を
直腸がんの障害年金申請で、特に重要なのが「認定日の特例」です。通常、障害認定日は初診日から1年6ヶ月後ですが、直腸がんで次の処置を受けた方は、特例による早期の認定日が適用されます。
⚠️ 直腸がん特有の認定日特例(必ず確認を)
- 人工肛門(ストーマ)を造設した場合:造設日から6ヶ月後が障害認定日(ただし初診日から1年6ヶ月を超える場合を除く)
- 新膀胱を造設した場合:造設した日が障害認定日(ただし初診日から1年6ヶ月を超える場合を除く)
- 尿路変更術を行った場合:手術日から6ヶ月後が障害認定日
たとえば、直腸がんを初診で確認した日から3ヶ月後に人工肛門を造設した場合、通常なら初診から1年6ヶ月後まで申請を待つところが、造設から6ヶ月後という早いタイミングで申請できる可能性があります。これはステージ4で時間を大切にしたい方にとって、非常に重要な特例です。
「今から申請する」場合の5ステップ
STEP 1:初診日の特定・保険料納付状況の確認
担当事務所が行います。カルテ・受診証明書・お薬手帳を使って確認 負担ゼロ
STEP 2:診断書の作成依頼(医師へ)
医師への依頼文・説明ポイントを事前に準備 サポートあり
STEP 3:病歴・就労状況等申立書の作成
発症から現在までの経緯・日常生活の状態を記載。代筆・代行が可能 全代行可
STEP 4:年金事務所への申請書類提出
必要書類を一式まとめて提出。窓口対応も代行可能 代行可
STEP 5:審査・結果通知(約3〜4ヶ月後)
不支給の場合は審査請求・再審査請求のサポートあり
申請の流れを理解できたところで、「それでも申請をためらう理由」として多い不安や疑問を解消していきましょう。
直腸がんステージ4で障害年金を「諦めてしまう」理由とその乗り越え方
よくある3つの諦め理由
諦め理由①「主治医に診断書を書いてもらえるか不安」
がん専門の医師は、障害年金用の診断書に不慣れなことが多く、「書けない」「よくわからない」と言われてしまうケースがあります。しかし、これは医師が「書かない」のではなく「書き方がわからない」ことが多い。診断書の書き方についてサポートを受けながら、医師に依頼するポイントを整理すれば、ほとんどの場合は対応していただけます。
諦め理由②「手続きが複雑で、今の体力では無理」
診断書の収集・申立書の作成・年金事務所への提出……これらをひとりで行うのは、治療中の方には大きな負担です。しかし、社会保険労務士に依頼すれば、これらすべてを代行してもらえます。あなたが用意するのは、病院の受診証明書・お薬手帳・年金手帳などの基本書類だけです。
諦め理由③「ステージ4でも働いているので対象外だと思っていた」
障害年金は「就労していたら受給できない」制度ではありません。就労していても、症状によって日常生活・労働に著しい制限があれば受給できます。特にステージ4の直腸がんでは、通院・副作用・倦怠感が就労に影響を与えているケースがほとんどです。
| 項目 | 一人での申請 | 当事務所と進める |
|---|---|---|
| 診断書の依頼方法 | どう頼めばいいかわからない | 医師への伝達ポイントを整理してサポート |
| 申立書の作成 | 自分で書く必要あり(数時間〜数日) | ヒアリング後に全代筆(あなたの負担ゼロ) |
| 年金事務所の窓口対応 | 一人で出向く必要あり | 代行可能(オンライン相談対応) |
| 不支給の場合 | どう対処すればいいかわからない | 審査請求・再審査請求もサポート |
| 初診日証明が困難な場合 | 対処方法がわからず断念 | お薬手帳・医療費領収書等で代替立証 |
諦める必要はありません。次は、実際に直腸がんステージ4から障害年金を受給できた方々のストーリーをご紹介します。
直腸がんステージ4で障害年金を受給できた3つの事例
ここで紹介するのは、実際に当事務所が関わったケースをもとにした事例です(プライバシー保護のため、一部を変更しています)。
「LINEで相談した翌週から、不安が消えた」——57歳男性、会社員
プロローグ
夜9時、居間のソファに横になりながら、Mさんはスマートフォンの画面をぼんやりと眺めていた。直腸がんステージ4。告知から8ヶ月。化学療法の投与後は倦怠感が重く、食欲もなく、それでも「家族に心配をかけたくない」と気丈に振る舞ってきた。退職して収入がなくなったこと、妻が仕事を増やしていることへの申し訳なさが、じくじくと胸に刺さっていた。
「障害年金って、自分に関係あるのかな」と思いながら、Mさんはスマートフォンを操作してLINEで相談を送ってみた。30分後、担当者からメッセージが届いた。「直腸がんステージ4であれば、現在の日常生活の状態によっては2級以上に認定される可能性があります。まず、1日の過ごし方を教えてもらえますか?」——その一文を読んだとき、Mさんは初めて「私でも申請できるかもしれない」と感じた。
担当の社労士は、Mさんが最も心配していた「主治医への診断書の依頼」を丁寧にサポートした。「先生に、化学療法後の倦怠感の程度——週の何日間、どの程度横になっているか——を具体的に伝えてください」と、医師に伝えるポイントを整理した文書を用意してくれた。「先生、こんなことを頼んでいいのかな……」と不安だったMさんだったが、担当者の説明を参考にしながら伝えると、主治医は「そういう視点で書けばよかったんですね」と理解してくれた。
エピローグ — 本人の声
「あのLINEを送る前は、手続きのことを考えるだけで疲れていました。でも、申立書も書類も全部代わりにやってもらえて、私はヒアリングに答えるだけでよかった。障害年金2級に認定されてから、妻の顔が少し穏やかになったような気がして……それが一番うれしかったです。」
この事例のポイント:化学療法後の倦怠感の実態を「週何日・どの程度の臥床時間か」という具体的な記述として医師に伝達することで、診断書に実態が正確に反映され、2級認定につながった。
「『書き方がわからない』と言われた診断書が、3週間で取れた」——64歳女性、主婦
第1幕:壁に直面
直腸がんの手術後、人工肛門(ストーマ)を造設し、化学療法を続けていたNさんは、主治医に障害年金の診断書を依頼した。しかし、消化器外科の先生から返ってきたのは困惑した表情だった。「障害年金用の診断書は書いたことがなくて……どう書けばいいかわからないんです」。Nさんは頭が真っ白になった。「診断書がなければ、申請できない。先生に迷惑もかけられない……」。そのまま申請を諦めかけていた。
第2幕:転機
知人の紹介で清水総合法務事務所に相談すると、担当の社労士は「人工肛門は認定日の特例があります。造設から6ヶ月後が障害認定日になるので、すでに申請できる状況です」と教えてくれた。さらに、「医師向けに、がんの障害年金診断書の書き方を説明する参考資料を用意します。主治医に渡すだけでOKです」と言われ、Nさんは目の前がひらけた気がした。「この書類を先生に見せていいですか?」——主治医も「これならわかる」とすぐに対応してくれた。
第3幕:解決と成果
人工肛門の認定日特例を活用して申請したNさんは、3ヶ月後に「障害厚生年金2級」の認定通知を受け取った。夫が封筒を開けた瞬間、「よかった……」と涙をこらえながら言った言葉が忘れられない。「諦めていたら、この通知はなかった」と、Nさんは繰り返した。
この事例のポイント:人工肛門の「認定日特例(造設から6ヶ月後)」を適用し、医師向けの記載説明資料を提供することで、診断書取得の壁を解消。特例を知らなければ申請が1年以上遅れていたケース。
「3年前の申請失敗から逆転——遡及5年分を一括受給」——59歳男性、元会社員
結果 — まず、今を知ってください
「障害厚生年金2級」の通知書を手にしたKさんは、しばらく動けなかった。遡及認定された過去5年分の一括受給額は、数百万円にのぼった。3年前、同じ状態で「不支給」の通知を受け取ったあの日の絶望が、今は遠い過去のように感じられた。
実は — こんな状況でした
直腸がんステージ4と診断されたのは5年前。手術で直腸を切除し、人工肛門になった。化学療法を続けながら、ハローワークで退職手続きをした帰り道に、「障害年金を申請してみよう」と思い立ったKさんは、自分で書類をそろえ、年金事務所に提出した。しかし3ヶ月後に届いたのは不支給通知。「診断書の内容が基準に満たない」という理由だった。「そうか、自分はもらえないのか」とKさんは諦めた。それから3年、再発・転移が続く中で、経済的な不安だけが積み重なっていた。「もう無理だ」と思っていたあの頃が、今では信じられない。
逆転 — どう変わったか
再申請を決意したのは、がんの患者会で「一度不支給になっても再申請できる」という話を聞いたからだった。清水総合法務事務所に連絡すると、担当者は「3年前の不支給理由を分析した上で、今回は遡及請求(最大5年分)として申請する戦略を立てましょう」と言った。「3年前の診断書では、日常生活能力の程度が具体的に記載されていなかったことが問題でした。今回は、主治医に『抗がん剤投与後の1〜2週間の状態』を具体的に記載してもらい、5年分の認定日診断書を揃えることが目標です」——Kさんは、あの頃何が足りなかったのか、初めて理解できた気がした。
今、伝えたいこと
「一度不支給になると、もう無理だと思ってしまいますよね。でも、理由があって諦めたわけじゃない。理由を知れば、対策がある。同じような状況の人に、諦める前にもう一度相談してほしいと思っています。」
この事例のポイント:3年前の不支給原因(診断書の記載不足)を分析し、認定日時点の診断書を新たに作成・遡及請求として再申請。5年分の一括受給を実現した逆転ケース。
「自分のケースはどうなのか?」一度確認してみませんか
申請するかどうかはその後でOK。まず「対象になるか」「どの請求方法が合っているか」だけ確認できます。
📞 050-7124-5884|無料相談
💬 LINE公式(@273dfkjp)で気軽に質問もOK
※LINEなら24時間いつでもメッセージを送れます。返信は営業時間内に行います。
よくある質問——直腸がんステージ4と障害年金
清水総合法務事務所が選ばれる3つの理由
「あきらめない障害年金」——清水総合法務事務所
🔬 理由1:医師に正しく伝わる「医学的翻訳」
直腸がんの診断書では、「化学療法後の倦怠感の程度」「排便障害による外出制限」など、医師が記載を迷いやすい項目が多くあります。当事務所では、医師が診断書に実態を書きやすくなるよう、「どの症状を・どの視点から・どう記載すればよいか」を具体的に整理した資料を医師に提供します。「診断書が書けない」という段階から、一緒に解決します。
📱 理由2:やることは「LINEで情報を送るだけ」
化学療法中の体力で、複雑な書類作成は本当につらいことです。当事務所では、お薬手帳・受診証明書などの写真をLINE公式(@273dfkjp)で送るだけで相談をスタートできます。申立書の作成・年金事務所への提出・医師への説明準備はすべて代行します。あなたがすることはヒアリングに答えることだけです。
🔄 理由3:一度断られても諦めない逆転実績
他事務所で「難しい」と言われたケース、一度不支給になったケース、初診日が10年以上前で証明が困難なケース——これらに対応した実績が当事務所の強みです。不支給通知を受け取った方は、諦める前にぜひご連絡ください。不支給の理由を分析し、次の一手を一緒に考えます。
まとめ——直腸がんステージ4の障害年金、申請のタイミングについて知っておいてください
この記事でお伝えしてきたことを整理します。
直腸がんステージ4は、がんの症状・転移・治療副作用が複合的に重なり、日常生活や就労に著しい制限をもたらします。こうした状態は、障害年金の1級・2級認定の対象となり得ます。
申請のタイミングは、大きく3つに分かれます。①障害認定日(初診から1年6ヶ月後または人工肛門造設から6ヶ月後の特例)から1年以内に申請する「認定日請求」、②認定日から1年以上経過している方が過去に遡って受給する「遡及請求」(最大5年分)、③認定日時点では非該当だったが症状が悪化してからの「事後重症請求」です。
ひとつだけ知っておいていただきたいのは、障害年金には時効があるということです。申請が遅れると、過去に遡って受け取れる期間が短くなります。「申請するかどうかはまだ決めていない」という段階でも、まず「自分のケースが対象になるか」「どの請求方法が合っているか」だけを確認することはできます。
📅 あなたの状況に合った申請方法を確認しましょう
| 今、申請できる状況ですか? | → まだ認定日が来ていない方は「認定日請求(または特例日)」の準備を |
| 認定日からすでに時間が経っていますか? | → 「遡及請求」で過去5年分をまとめて受給できる可能性あり |
| 以前より症状が悪化しましたか? | → 「事後重症請求」として今の状態で申請できます |
| 過去に不支給になりましたか? | → 諦めないでください。不支給の理由を分析して再挑戦できます |
「まだ決めていなくてもOK。確認だけでも」という気持ちで、ぜひ一度、ご相談ください。
「診断書が取れない」「一度断られた」方こそ、ご相談ください
直腸がんステージ4での障害年金申請、神戸の専門家が医学的根拠に基づいてサポートします。
✅ 主治医への説明方法を医学的にサポート
✅ 複雑な書類はすべて代筆・代行
✅ あきらめからの逆転実績あり
📋 相談の流れ(3ステップ)
①LINE・電話・メールで相談予約 → ②30分のヒアリング → ③方針をご提案
※オンライン相談可・30分×2回に分割可能
📅 申請のタイミングについて
障害年金には請求時効があり、申請が遅れると過去に遡って受け取れる期間が短くなることがあります。「申請するかどうかまだわからない」という段階でも、まず「自分のケースが対象になるか」だけ確認するところから始められます。
治療中で外出が難しい方もご安心ください。すべてオンライン・郵送・LINEで手続きを進めることができます。あなたが用意するのは基本書類だけ。「調べる・考える・書く」の負担はゼロです。
※LINEなら24時間メッセージ送信OK。営業時間内に返信いたします。
監修・執筆者
清水総合法務事務所 代表社会保険労務士
神戸を拠点に、障害年金申請サポートを専門とする社会保険労務士。「診断書が取れない」「一度不支給になった」難件を含め、数多くの認定実績を持つ。医学的根拠に基づく診断書作成支援と、「調べる・考える・書く」負担ゼロの完全代行サービスを強みとし、兵庫・神戸を中心に全国対応。直腸がん・大腸がんをはじめ、各種悪性新生物での障害年金申請に豊富な対応実績がある。
障害年金専門
神戸・兵庫
がん・内部疾患対応
本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の法的・医学的アドバイスを提供するものではありません。障害年金の申請・受給については、個人の状況に応じて判断が異なります。具体的なご相談は社会保険労務士または年金事務所にお問い合わせください。記載している年金額は令和6年度の数値を参考にしており、毎年改定されます。

